NZの自転車のたび　続き⑫ - どんなときもアウトドア

お待たせしましたひさしぶりの更新です、初めての方は、”NZのこと”を最初から読んでもらえると、よく分かるかもしれません。

１月２５日
今日は雨、テントの中で英語の勉強。あとはゆっくりした。
夕方、となりにＷＡＮＡＫＡで同じキャンプ場だったオランダ人のカップルがやってきた。
１日でここまで来るとは、すごい体力。

１月２６日
朝８時半におきて、パンとジャム食べて出発。
この間、さっさと一人で走っていて怒られたので、嫁さんの後ろを走る。
森の中や、川のそばを走りながらアスパイアリング国立公園の中を進んでいく。
正面に氷河の山が見え、すごくきれい。

（ゴールまで384ｋｍ）

二人で今日の山場のHAAST PASSの峠だろか？とか言いながら、あっさり峠を越えた。

このとき、後から来たサイクリストの兄ちゃんに　”Ｈave a good trap”と言い間違えて、嫁さんに死ぬ程笑われる。

HAASTの峠を越えて、しばらくすると、前から坂を上ってくるサイクリストがいる。
この峠は反対側から上るととても傾斜がきつい。
”変わった人がいるな”と二人で話していると、北島のＷaihiで会ったトムだった。
これはもう僕らも、トムもびっくり！トムも”こんなことは初めてだ”と言っていた。
広いＮＺでこんな偶然に感動した。
一緒にクリスマスや、正月の話をして分かれた。

このあと、Welcome to west の看板を越えた辺りから雨が降りはじめた。
西海岸は雨が多いのはホントらしい。

寒い中がまんして走って、Pleasant Flat に到着。

DOCのキャンプサイト（公共のキャンプサイト）だけど、
トイレもベンチもきれい。ただ、何百と言うサンドフライはかんべんしてほしい。

総走行距離1321ｋｍ

１月２７日
今日は道はフラットで、とても走りやすかった。

天気もいいし、車も少なく、川のすぐそばを気持ちよく走れた。

昼過ぎに、Haastのキャンプ場について、たまっていた洗濯物を一気に洗った。
２週間ぐらいはいているズボンも、くさかった手袋も洗った。

しかしこのキャンプ場もサンドフライが多い、虫除けは必需品、今度見つけたら買っとこう。

総走行距離1368ｋｍ

１月２８日
朝ごはんはキッチンでゆっくり食べて、のんびり出発。

走っていると、所々にDOCの休憩所があった。海岸のそばとか、きつかった峠のとか。
いいところに休憩所があって、助かるし、案内の看板もおもしろい（読めないけど）。

５０ｋｍ以上走って、フラフラになってLake Paringaについた。
DOCのキャンプ場、二人の予想どうり、悪いほうのキャンプ場。

(肌を出すと、サンドフライに血を吸われます)

もう、ものすごい数のサンドフライ。水は沸かさないと飲んではいけない。おまけに少ししか出ない。
それでも、けっこうな人たちがキャンプしていた。雨も降り出したので、テントの中に隠れて晩御飯。
あー今日は疲れた。

１月２９日
夜明け前から、テントのすぐ側で、カモが大きな声で鳴きだして起こされた。
となりのテントも起きたらしい。
しばらくしつこく鳴いていたが、僕は寝てしまった。が、その後で大変だったらしい。
嫁さんが言うには、何者か小さい者が、テントの周りを走り回り、ごみを食べ、僕らの朝食のパンをかじり、
テントのうえを走り、となりのテントのベンチの上においてあったコップもかじったらしい。
”私は一人で戦っていた。”
眠そうな顔で、話していた。

今日の道は、おおきな峠は無いけど、７０ｋｍこえて走らなければ、次のキャンプ場が無い。
疲れも残っているので、あさは、早めに出発した。